過去最長距離のレース、最後のスプリントで決着

デミ・フォレリングは9月26日、モントリオールで行われた世界選手権の女子ロードレースで優勝した。180キロの戦いの末、カタジナ・ニエウィアドマ=フィニーをスプリントで下した。イタリアのエリーザ・ロンゴボルギーニは、タイムトライアル世界王者のマーレン・ロイサーを抑え、優勝者から4秒遅れで銅メダルを獲得した。

オランダのフォレリングは、何度もレースを動かそうとした末に勝利をつかんだ。チームメートのパック・ピーテルスがカミリアン・ウードの上りでペースを上げた後、残り39キロでアタック。単独で先行していたマエヴァ・スキバンに追いついて抜き去り、モントリオールの市街地周回コースをほぼ2周にわたって先行した。

やがてロンゴボルギーニがフォレリングに追いつき、ニエウィアドマ=フィニーとジュリエット・ベルトも合流。残り12キロで4人の先頭集団ができた。最後の上りでロンゴボルギーニがアタックし、約10秒の差をつけた。フォレリングはニエウィアドマ=フィニーとともにイタリアのロンゴボルギーニに追いつき、続いてこの2人が頂上の手前で抜け出した。

最後の数百メートルでは、先頭の2人が駆け引きでペースを落とす一方、後方からロンゴボルギーニとロイサーが迫った。残り200メートルを切ってニエウィアドマ=フィニーがスプリントを開始したが、フォレリングが加速して追い抜き、レインボージャージを手にした。ロンゴボルギーニは世界選手権ロードレースで自身3個目の銅メダルを獲得し、ロイサーは4位だった。

充実のシーズンに新たなタイトル

フォレリングは今季、すでにツール・ド・フランス・ファムとジロ・デ・イタリア・ウィメンで優勝しており、今回の結果でさらに実績を積み重ねた。現欧州王者でもあるフォレリングは、ツール・デ・フランドル、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、オンループ・ヘット・ニュースブラッド、ラ・フレーシュ・ワロンヌ・ファムでも勝利を収めている。

フォレリングは、最初のアタックのタイミングが正しかったのか迷ったものの、追いつかれた後も挑戦を続けたと語った。また、オランダ代表がレースをコントロールし、各自の目標を犠牲にして尽力したことに感謝し、特に遠距離からのアタックに先立つピーテルスの働きを挙げた。ピーテルスはその後、1分半余りの差で6位に入った。

ベルトは39秒差の5位だった。前回王者のマグドレーヌ・ヴァリエールは、集団落車で負傷して集団から遅れ、残り5周でリタイアした。優勝経験2回のロッテ・コペッキーは、優勝者から8分半遅れの20位に終わった。

今回の勝利には、持久力と戦術面での忍耐力の両方が必要だった。フォレリングの最初の仕掛けはフィニッシュまで続かず、最後の上りでのロンゴボルギーニの加速は、オランダの優勝候補を一時的に追い込んだ。それでもフォレリングは差を詰め、先頭2人のリードを保つことに貢献し、ニエウィアドマ=フィニーがスプリントに踏み切ると、持ち前のフィニッシュの速さを生かした。ステージレースと春のクラシックでの勝利に彩られた1年に、この世界タイトルによってロードサイクリングのワンデーレース最高峰の栄冠が加わった。