出来事の日付:2026年10月3日
10月3日、ロシアの攻撃により、キーウのドニプロ川に架かる北橋が損傷し、当局はウクライナの首都で川の両岸を結ぶ主要ルートの一つを通行止めにした。ビタリ・クリチコ市長は、橋の路面とトロリーバスが使用する架線が損傷し、2人が負傷したと述べた。
当局がドローンの市内への接近を警告するなか、午前6時30分すぎに爆発が報告された。ソーシャルメディアで共有された映像には、車両が走行中の橋で大きな爆発が起きる様子が映っているように見えた。構造上の損傷の全容は直ちには判明せず、提供された資料には橋に関する独立した技術評価は含まれていなかった。
今回の攻撃で、ロシア軍がキーウの橋梁インフラを標的としたのは3日連続となった。南橋では2日間にわたり複数回の攻撃があり、10月2日にはドローンが命中していた。北橋と南橋は、首都の右岸と左岸の間で日々多くの交通を担っている。このため、橋自体が倒壊しなくても、通行の中断は市民の移動だけでなく都市の物流にも影響を及ぼしうる。
キーウの軍政当局は、空襲警報時の交通措置の変更を発表した。警報発令から最初の15分間、南橋では右岸から左岸に向かう通行が制限され、ポジリスコ・ヴォスクレセンスキー橋では同じ時間帯に両方向の通行が停止される。当局によると、その後、北橋、メトロ橋、ダルニツキー橋、パトン橋はこうした制限なしで通行できるが、個別の攻撃を受けて直ちに閉鎖される場合もある。
アントノフの元試験技術者で航空アナリストのコスチャンティン・クリボラプ氏は、キーウ・インディペンデントに対し、今回用いられた爆薬の量では大型の橋を完全に破壊する可能性は低いと述べた。同氏は、これらの攻撃は橋を破壊するというより、通行を止め、物流を混乱させ、心理的圧力を生み出す効果の方が大きいと評価した。これは専門家による解釈であり、ロシアが表明した意図を示すものではない。
それでも、10月3日の被害は、繰り返される攻撃に対する交通網の脆弱性を示した。橋の構造が無事でも、路面や電力設備の損傷、安全点検、緊急の通行制限によって、その利用可能性は大きく損なわれうる。また、通行中に爆発が起きれば、運転者は直接危険にさらされる。
初期報道の時点で、当局は修復の全日程や最終的な被害調査の結果を公表していなかった。直後に確認されていた影響は、市長が報告した2人の負傷、橋の路面とトロリーバスの電力設備の損傷、そして北橋の一時的な通行停止だった。



