州の救急当局によると、10月13日、パキスタンのパンジャブ州ムルタン近郊で旅客列車が脱線し、少なくとも4人が死亡した。当局は少なくとも17人が負傷したと発表した一方、現場の救助隊員は暫定的な負傷者数を、それより多い25人としている。

パンジャブ州救急当局の報道官ファルーク・アフメド氏はAFPに対し、現地時間午前5時21分の通報を受け、救急車11台と救助隊員30人を派遣したと述べた。救助隊は損傷した車両内を捜索し、ムルタン郊外の現場から死傷者を搬送した。現場にいたAFPの記者は、車両内で犠牲者1人の遺体を確認した。

初期の報道では、報告された2つの負傷者数の食い違いは解消されていなかった。救急隊が人々を病院に搬送し、関係機関が記録を集約する過程で、初期の死傷者数が変わることは少なくない。入手できる報道で当局が確認していた最低限の人数は、負傷者17人、死者4人だった。

脱線の原因は不明のままだった。パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領とシェバズ・シャリフ首相は懸念を表明し、ザルダリ氏は列車が線路を外れた理由を明らかにするため、透明性のある調査を求めた。機械設備、信号、運行のいずれについても、原因に関する暫定的な説明は報道に含まれていなかった。

パキスタンは、年間8,000万人以上の旅客を運ぶ、総延長約7,500キロメートルの広範な鉄道網に依存している。路線網の一部は植民地時代にさかのぼり、150年以上前の線路、分岐点、橋も含まれる。中国・パキスタン経済回廊に関連する工事など近代化事業が進んでいるが、深刻な衝突事故や脱線事故は今も発生している。

2023年8月には、パキスタン南部のナワブシャー近郊で列車が脱線し、少なくとも34人が死亡した。この過去の惨事は鉄道の安全性をめぐる懸念の背景となっているが、当局はムルタンでの事故との関連や共通の原因を明らかにしていない。今回の事故の責任を判断するには、大統領が求めた調査の結果を待つ必要がある。

当面の活動は、犠牲者の収容、生存者の治療、乗客の安否確認が中心だった。入手できる報道には、列車名、運行経路、乗車人数、負傷者の搬送先の病院は記されていなかった。負傷者の容体についても詳しい情報はなかった。

調査結果が公表されるまでは、明らかになっている主要な事実は限られる。夜明け前にムルタン郊外で旅客列車が脱線し、4人の死亡が報告され、救急当局が少なくとも17人の負傷を確認したという点だ。当局は調査を約束し、救助隊と医療チームは事故への対応を続けている。