街頭の抗議から投票行動へ

全国規模で行われた最新の「No Kings(王はいらない)」運動は、期日前投票を活動の中心に据え、主催者は10月17日に全米で3000件を超える催しを開催した。行動は行進や集会から、投票所や投票用紙回収箱への集団での訪問、有権者向け情報ブースの設置まで、多岐にわたった。

運動の最初の3回は、主としてドナルド・トランプ大統領とその政権への反対に焦点を当てていた。第4回となる今回は、その政治的な訴えを維持しつつ、参加を期日前投票と中間選挙全体の投票率向上につなげることを目指した。主催者は、個々の集会の規模は、以前の全国デモで数百万人に達したとされる人出に比べて小さくなると見込み、実際の効果は各州の投票データが公表されるまで測りにくいと述べた。

催しの形は、地域の投票規則やコミュニティーの計画に応じて異なった。フェニックスでは、参加者が投票用紙を届けるためマリコパ郡集計・選挙センターまで行進した。アトランタの主催者は、食事や音楽と集団での投票を組み合わせた。ペンシルベニア州の参加者は投票用紙回収箱の近くでテールゲート形式の屋外交流イベントを計画し、オレゴン、メーン、インディアナ、フロリダ各州では、行進、沿道でのデモ、プラカードを通じて、投票権と民主的な参加の重要性を訴えた。

演劇的なテーマを取り入れた集まりもあった。ミシガン州とコロラド州の一部では、参加者がスーパーヒーローの衣装や飾り付けた自転車を使い、フロリダ州議会議事堂では、デモ参加者が大きな張り子の目玉を身に着け、選挙、投票権、移民取締りを注意深く見守るよう呼びかけた。こうした多様性は、単一の全国行進ではなく、都市、郊外、小さな町に分散して活動する運動の姿を映していた。

主催者とホワイトハウス、それぞれの主張

パブリック・シチズンの共同代表リサ・ギルバート氏は、参加者が権力の乱用だと考える政策に対抗する最も直接的な方法が投票だと述べた。地域の主催者も、公的に指定された投票場所を利用し、認められている地域では期日前投票をするよう促した。複数の登壇者は、投票を抑制したり、不利な選挙結果に異議を唱えたりする動きが起こる可能性への懸念を示した。これらは政治的な警告であり、現在進行中の特定の違反について、報道の中で証拠が提示されたものではない。

ホワイトハウスは、運動側による政権の描写を否定した。主催者が活動や投票をできるという事実こそ、この国には王も権威主義的な政府も存在しない証拠だと主張した。この応答は、催しをめぐる対立する見方を浮き彫りにした。参加者が大規模な投票参加を民主的な制度の防衛と位置づけたのに対し、政権側は抗議活動そのものを、そうした制度が開かれたままである証しとして扱った。

重点の変化によって、運動は参加人数だけよりも測定しやすい目標を持つことになる。集会の規模は存在感を示せるが、主催者は最終的に、期日前投票の総数と全体の投票率を見て、動員が熱心な活動家の枠を超えて広がった証拠を探すことになる。州のデータからは一人ひとりがなぜ投票したかは分からないため、運動の効果についての主張は、直接数えた結果ではなく推論にとどまる。

デモを正式な投票手段と結びつけることで、10月の行動は、繰り返し行われてきた抗議運動の名称を、地域で有権者を組織する取り組みへと転換した。それが歴史的に高い投票参加につながるかどうかは、プラカードや催しの数ではなく、選挙の結果を通じて確かめられることになる。