出来事の日付:2026年11月1日
ブルガリアのイリアナ・ヨトバ大統領代行が、大統領選の決選投票で明確な勝利を収めた。日曜日の投票終了後に報じられた初期集計と世論調査機関の推計による。対立候補で元暫定首相のアンドレイ・ギュロフ氏は敗北を認めた。
複数の調査機関の推計では、ヨトバ氏の得票率は約58%、ギュロフ氏は約38%となった。この数字は、なお公式集計による確認が必要だった。勝利が確定すれば、62歳のヨトバ氏はブルガリアで選挙により国家元首に選ばれた初の女性となる。
ヨトバ氏は、ルメン・ラデフ氏が議会での議席獲得を目指して辞任した1月から大統領代行を務めてきた。政治的にはラデフ氏と同じ立場にあり、選挙で自らの信任を得ようと選挙戦を展開した。予測が明確な勝利を示すと、家計所得、平和、ブルガリアが直面する課題に選挙運動の重点を置いてきたと述べた。
ギュロフ氏は、有権者の決定を尊重しなければならないとして、予測された結果を受け入れた。同氏の立候補は親欧米の野党各党が支持し、選挙を安全で明確に欧州と歩む未来を選ぶ機会だと位置付けていた。欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長はヨトバ氏に祝意を伝え、防衛、経済競争力、エネルギーの自立をめぐる協力の可能性を強調した。
ブルガリア大統領の日常的な行政権限は政府より小さいが、その職は単なる象徴ではない。大統領は軍の最高司令官であり、法案に拒否権を行使できるほか、政治危機によって機能する内閣が不在になった場合には暫定政府を任命できる。直接選挙で選ばれることも、全国の有権者による独自の信任を大統領に与えている。
外交政策、とりわけロシアによる対ウクライナ戦争と黒海の安全保障は、決選投票における主要な対立点だった。ヨトバ氏はウクライナへの軍事支援に反対し、平和を実現するにはモスクワとの交渉が必要だと主張した。目指すのは平和を重視する大統領だと説明する一方、ブルガリアは強い欧州の中で強い国家であり続け、自国の国益を守るべきだとも述べた。
ギュロフ氏は、より明確にウクライナ支持の立場を取った。選挙戦では、地域の脅威の源はロシアだと明示すべきだと主張し、平和へのさらなる歩みを進める前に、モスクワが侵略をやめなければならないと述べた。同氏は以前、暫定首相として在任中にキーウとの安全保障協力協定に署名していた。
こうした違いは、主として儀礼的な大統領職に、より広い意味を与えた。ブルガリアは欧州連合への責務、黒海の安全保障上の懸念、歴史的に複雑なロシアとの関係の間で均衡を図っている。ヨトバ氏は、ブルガリアの欧州路線を維持しつつ、モスクワとの対話を模索し、制裁に疑問を呈するという、ラデフ氏に結び付けられてきた大筋の方針を継承すると見込まれる。予測された勝利が、選挙による正式な信任となるかどうかは、公式結果によって決まる。



