紛争の中心となった3文字
ドーセットのポートランド島にある地域運営の宿泊施設が、「bnb-side」という名称での「bnb」の文字の使用を巡り、Airbnbによる商標への異議申し立てに対抗している。この全6室のベッド・アンド・ブレックファスト(B&B、朝食付き宿泊施設)は、地元のb-side芸術祭を支えるため、2024年に設立された。主催者によると、名称はベッド・アンド・ブレックファストのなじみ深い略語と、すでに定着している芸術祭の名称を組み合わせたものだ。
Bnb-sideが名称の登録を申請した後、Airbnbは5月に、計3通となる法的通知書の最初の1通を送った。地域団体によると、この宿泊プラットフォームは3つの理由で申請に異議を唱えている。消費者が両者を混同する可能性、この小規模な団体がAirbnbの評判から利益を得たり、その評判を損なったりする可能性、そしてAirbnbの公式サービスを装うことで利益を得る可能性だ。
この案件は英国知的財産庁で引き続き審理されており、判断はまだ出ていない。b-sideはAirbnbの異議申し立ての却下と、費用の負担を命じることを求めている。無償の法的助言を受け、知的財産を専門とする法律事務所Stevens Hewlett & Perkinsと連携している。
芸術祭にとって、その影響はブランド名を巡る議論にとどまらない。団体の会長ライナ・サマーソンによると、現在、bnb-sideはb-sideの年間売上高25万ポンドのほぼ半分を占める。主催者は、名称変更を強いられれば、看板の新調や、ウェブサイト、ソーシャルメディアのアカウント、宣伝資料全般の変更が必要になるとしている。宿泊施設の開業以来築いてきた認知度を失うことも懸念している。
説明的な用語が商標上の審査に直面
ガーディアン紙が取材した商標の専門家は、Airbnbが「bnb」に対してこれほど広範な支配権を主張することが容易かどうかに疑問を呈した。Barker Brettellのクレイグ・ボーモントは、この文字列は長年、説明的な語句の略語として理解されてきたと述べた。同紙が確認した英国企業登記局の記録によると、名称に「bnb」を含む宿泊関連企業14社が過去10年間に登録されている。
Simmons & Simmonsで商標訴訟を担当するパートナーのダレン・ミールは、説明的な意味がすぐに理解できることを理由に選ばれた用語を独占しようとする試みを、強硬な姿勢だと評した。HGFのリー・カーティスは、Airbnbは商標法の限界を試しているのかもしれず、権利行使の対象が地域団体である場合には広報上のリスクもあると述べた。これらの発言は専門家の見解であり、知的財産庁が最終的に下す判断を予測したものではない。
B-sideのディレクター、ロッカ・ホリー=ナンビは、大文字の使用やアンパサンド(&)、あるいは「and」という単語を使う代替案を検討したものの、妥協には至らなかったと述べた。同氏によると、宿泊施設は今後も異議申し立てに対抗していく。
この紛争では、世界的に知られる大手予約プラットフォームと、芸術祭の公的資金への依存を減らすために設立された小規模な社会的企業が対峙している。法的な争点を左右するのは、単なる当事者間の規模の差ではなく、商標に関する規則と、混同や評判への影響を示す証拠だ。知的財産庁が判断を下すまでは、bnb-sideは登録申請の正当性を主張しながら、現在の名称を引き続き使用できる。



