出来事の日付:2026年9月26日。

ボーデンで見つかったネズミの死骸を受け、アルバータ州のラット駆除チームが調査に乗り出した。カナダの同州が70年以上にわたって守ってきた立場が問われている。州中部に位置するこの町は、ふんなどの痕跡に注意し、目撃した可能性がある場合は通報するよう住民に呼びかけた。当局は、どこで死骸が発見されたかを明らかにしていなかった。

今回の発見が注目されるのは、アルバータ州が自らを「ラットのいない州」としているためだ。この呼称は、ラットが州内に一切入り込まないことを意味しない。定住する個体群が存在せず、その定着を防ぐために当局が対応しているという意味である。州のパトロールには数百件の通報が寄せられ、その多くはマスクラット、ハタネズミ、野ネズミに関するものと判明するが、実際にラットが侵入することもある。

アルバータ州は、ドブネズミがプレーリー地域を西へと広がっていた1950年に、ラット駆除プログラムを設けた。地理的条件もこの取り組みを助けた。州境の大部分は山岳と亜寒帯林に守られており、ラットは建物などの人間の生活基盤から離れると生き延びにくい。当局は、農業入植によって州内への最も有力な侵入経路ができていた、サスカチワン州との東側の州境に監視を集中させた。

この防衛帯は、コールドレイク付近からモンタナ州境まで約600キロメートルにわたって延び、幅約30キロメートルのラット駆除区域となった。初期の根絶活動は徹底していた。本記事のために提供された説明によると、1952年6月から1953年7月にかけて、当局は三酸化二ヒ素の粉末14万ポンドを使い、2,700の農場にある8,000棟の建物を処理した。アルバータ州は農業害虫に関する法律も改正し、個人と自治体に対して、発見したラットを駆除するよう義務づけた。

現在の仕組みは、げっ歯類に関する通報をすべて正しいと決めつけるのではなく、住民からの情報、専用の連絡窓口、専門家による追跡調査を柱としている。ボーデンの通知は住民に注意を続け、証拠を見つけた場合はRat Patrol Albertaに連絡するよう求めた。町の対応は、単独の侵入であっても、繁殖する個体群になる前に封じ込めるべき問題として扱うという、プログラムの運用原則を反映している。

したがって、ボーデンでの発見が揺さぶるのは、州の位置づけの厳密な定義というより、アルバータ州に対する世間のイメージである。1匹が確認されても、それだけで群れの定着が示されるわけではない。提供された証拠では、ほかのラットや集団の存在を示す痕跡は確認されていなかった。当局は、この個体が単独で入り込んだのか、どのように町へ到達したのか、追加の駆除作業が必要かを判断しなければならず、今回の調査は重要となる。

アルバータ州の長年にわたる取り組みによって、ラットは州内でひときわ目立つ政策上の課題となってきた。その成功を支えるのは、動物が一切境界を越えないと主張することよりも、侵入した個体を素早く発見して排除することである。調査担当者が定着した個体群の証拠を報告しない限り、ボーデンのネズミの死骸は調査中の侵入事例であり、駆除体制が崩壊した証拠ではない。