出来事の日付:2026年7月1日。
PC Gamerの報道によると、Godot Foundationとオープンソースのゲームエンジン「Godot」のメンテナーは、AIが作成したコードやAIエージェントが提出したプルリクエストを拒否する、より厳格なコントリビューション規則の準備を進めていた。予定されている方針はコードにとどまらず、コントリビューターとプロジェクトのメンテナーとの意思疎通に使われるAI生成テキストにも適用される。
この変更は、労力をほとんどかけていない提出物が増え、そのレビューに要する負担について数カ月にわたり議論されたことを受けたものだ。Godotのメンテナーは2月、AI生成のプルリクエストによって作業が生じ、レビュアーの負担と士気低下がますます深刻になっていると述べていた。7月1日の出来事の日付までに、Foundationは、正式な対応を取らなければこの問題が解消する見込みは低いとの結論に至っていた。
Foundationが掲げる目的は、単に受け付けるプルリクエストの数を減らすことではない。新たなコントリビューターがフィードバックから学び、最終的には自らメンテナーになれるようなプロセスも維持したい考えだ。レビュー待ちが大量にあることは、Godotの利用や開発への参加に対する関心の高まりを反映しているものの、メンテナーらは、AIが作成した提出物によって、レビューに費やす時間の価値が変わると述べた。機械に消費されるフィードバックでは、将来プロジェクトの一員となり得る人を指導することにはならない。
報道で説明された方針では、コントリビューションは、自らの作業について説明責任を負い、問題が発生した場合に修正できる人から提出される必要がある。Foundationは、AIシステムにはその責任を担えないと主張した。また、生成コードに大きく依存する人は、提出後に不具合へ対処できるほどコードを十分に理解していない可能性があるとの懸念も示した。
今後の方針では、AIが書いたコードを明示的に拒否する一方、限定的で単純な作業への支援は認める見通しだった。そうした支援を利用するコントリビューターには、その事実の開示が義務付けられる。この区別により、狭い範囲でのツール支援には余地を残しつつ、変更を提出する人間に、作成者としての立場、内容の理解、説明責任を負わせる。
Godotは、人間同士のやり取りにおける生成文章も拒否する方針だ。Foundationは、人間が直接書いたコミュニケーションを、プロジェクト内における敬意の問題と位置付けた。元の文章を人間が書いている場合、機械翻訳は引き続き認められ、言語面でのアクセシビリティーと自動的な文章作成は区別される。
この制限は、コントリビューションのレビューを持続可能にするための、より広範な取り組みの一環だ。Foundationは、労力をほとんどかけていない提出物に対する障壁を設け、メンテナーがコードレビューを続ける強い動機を与え、将来のプロジェクト指導者を育成するうえでコントリビューターの流入経路が有用であり続けるようにしたい考えだ。
この立場は、恒久的なもの、あるいは改定されることのないものとはされていない。Foundationは、AIツールは急速に変化していると述べ、保守的な方針を維持しながら、技術の発展に応じて規則を再検討するとした。ただし、当面のコントリビューション手続きにおいて意図されている基準は明確だ。人間の作成者が作業内容を理解し、認められた支援を開示し、成果に対する責任を引き受けられる状態を維持しなければならない。



