# ラムスに着想を得たiPhoneドックに見る、趣味のハードウェア設計が工業デザインの古典から学ぶ方法
出来事の日付:2024-09-23
NeoTechNews編集部
2024年9月23日に紹介された設計日誌は、CADツールや家庭用3Dプリンター、そしてデザイン史への強い意識を持つ独立系制作者たちが、消費者向けハードウェアの美学をどのように再解釈しているかを示す好例だ。この投稿では、あるソフトウェアエンジニアが、ディーター・ラムスや他のブラウンのデザイナーの作品に着想を得たiPhoneドックの制作過程を記録し、その参照点を現代のベッドサイドで実用的に使えるものへと変えるために必要だった数多くの試作をたどっている。
このプロジェクトは、純粋な懐古趣味ではなく、実用上の問題から始まった。筆者はブラウンのビンテージ目覚まし時計「DN 40」を長い間探していたというが、たとえ見つかったとしても、ベッドサイドテーブルの散らかりは解決しない。腕時計、補聴器、ペン、iPhone用MagSafe充電器を置く場所が必要だった。その後、Appleのスタンバイモードによって、スマートフォン自体を時計表示として使える可能性が生まれ、ベッドサイドの道具を一つの物体に集約できるのではないかという方向へプロジェクトが転換した。
そこから投稿は、趣味の規模で行われる反復的な工業デザインの記録となる。筆者によると、まずトレー、充電器、時計を組み合わせた大まかな試作品を作り、その後、印刷と改良を繰り返して、プロポーション、人間工学、MagSafe部分と本体全体との関係を改善した。その過程では、印刷プラスチックの粗い質感からほかの物を守るため、革製の小物トレーを中敷きとして再利用した。そこで説明されている工程は、一度きりのコンセプト画像ではなく、印刷してみると見栄えが悪かったため放棄された形状も含む、実際に機能する物理的な試作品の積み重ねだ。
プロジェクトの進展とともに、ブラウンからの参照対象も変化した。最初の基準はDN 40だったが、筆者によると、より新しいブラウンの目覚まし時計「BC21」が最終的にはより強い影響源となった。より薄く、多目的な形状が現代の使い方に適していると感じられたためだ。これは重要な点である。最終的な物体は複製品として位置付けられていないからだ。充電器、トレー、スマートフォンスタンドの三役を一つで担わなければならない機器に向け、ブラウンの視覚言語を再解釈したものなのである。
この投稿は、控えめな物体の中にさえ、いかに多くの細部が隠れているかも示している。筆者によると、課題の一つはiPhoneの角の形状が持つ特徴を再現することであり、それは単純な円では定義されていないという。その後の試作では、スマートフォンをより優雅に包み込み、ドックの縁を柔らかくし、手に持ったときの快適さを高めた。ケーブル配線の修正は最終段階における主要な変更の一つとなり、組み立て後にMagSafeコードが動く問題に対応するとともに、一部の部品を本体の印刷後に挿入しなければならないという3Dプリントの制約も考慮した。
素材上の制約も物語の一部だ。筆者は、後処理によって改善できるとしても、PLAプラスチックでは一般消費者向け電子機器に見られる光沢仕上げを自然に実現できないと認めている。その代わり、印刷版がもたらすのは手軽さだ。家庭で形状を迅速に試し、使用経験に基づいて改良し、その成果を他者に公開できる。
投稿によると、最終デザインは標準的なデジタルファイルライセンスの下で3Dモデルとして提供され、Gumroadを通じた任意の有料支援も用意されている。この配布モデルは、完成品だけでなく設計ファイルそのものも製品となるメイカー文化において、ますます一般的になっている。その意味で、このドックは単なるベッドサイド用品ではない。古典的な工業デザインの発想が、ソフトウェアを基盤とする生産とコミュニティでの共有を通じて、現在どのように再構成されているかを示す一例だ。



