出来事の日付:2026年8月5日。 Fairphone 4のある所有者がAndroidからSailfishOSへの移行を記録し、スマートフォン上でより一般的なLinux環境を求める人々が直面するトレードオフについて、詳細な事例を提示した。この記録は一人のユーザーの体験であり、いずれかのプラットフォームを広範に評価したものではない。
筆者は、Google Play Servicesへの依存、カスタムROM開発に対する障害、AI機能の統合拡大、アプリケーションのインストールに対する管理強化など、Android Open Source ProjectをめぐるGoogleの方針への不満が切り替えの理由だとしている。複数の代替OSを実行できるFairphone 4を所有していた筆者は、SailfishOS、Ubuntu Touch、postmarketOSを検討した後、SailfishOSを選んだ。
Sailfishのジェスチャーベースのインターフェースとアプリケーションフレームワークは好意的に評価された。また、このシステムでは、無線またはUSB接続を介したSSHにより、コンピューターからスマートフォンへアクセスでき、トラブルシューティングやカスタマイズに使い慣れたLinuxツールを利用できる。この水準のアクセス性が、実験の魅力の中核だった。
この移行では、大きな制約も明らかになった。筆者が使用した非公式のFairphone向け移植版では、GPSとWaydroidが動作しなかった。システムには古いバージョンのPythonとGNU Cライブラリが含まれており、一部の作業を複雑にしていた。コミュニティー製アプリケーションの品質にはばらつきがあり、WhatsAppへのアクセスに必要な非公式クライアントもその一つだった。
筆者のテストでは、Ubuntu Touchはいくつかの問題を解決した一方、別の問題を生んだ。そこではWaydroidが動作し、Androidアプリケーションを利用できたが、クリップボードと通知の統合により、Bitwardenなどのサービスで問題が生じた。筆者はまた、標準アプリケーションの機能が劣ると感じ、電話番号を着信拒否する方法も特定できなかった。ナビゲーションと最上位インターフェースに関する好みも、SailfishOSを選ぶ理由になった。
最大の障害は外観上のものではなかった。ノルウェーでの銀行および政府の認証に加え、ブラジルで利用されるUberなどのサービスにも、依然としてAndroidアプリケーションが必要だった。筆者は回避策としてGalaxy A17を予備端末として維持し、それらの作業を行う際にはFairphoneのホットスポット経由で接続し、それ以外では使用を最小限に抑えた。
この2台持ちの構成は、互換性のあるハードウェアを所有する技術経験豊富なユーザーにとってさえ、モバイルLinuxを完全な代替品にすることが難しい理由を示している。基本的な電話機能とシステム制御は要件の一部にすぎず、機関や地域サービスへのアクセスはプロプライエタリなアプリケーションに依存する場合がある。
筆者は、成功したことと失敗したことを記録し続け、後により完全な報告書や動画を公開する可能性がある。Jolla Phone 2も検討対象になっている。現時点でこの実験は、この特定の構成ならモバイルLinuxを主要端末として十分に使用できる一方、Androidを完全に排除するにはまだ不十分であることを示している。



