出来事の日付:2025年12月8日。 macOS Tahoeのメニューでアイコンの使用が拡大したことを受け、ウェブデザイナーのジム・ニールセンは、インターフェースの担当チームが理解の向上につながるから記号を追加しているのか、それとも単にテンプレートに配置する余地があるから追加しているのかと疑問を呈した。彼の批判は、Appleのシステムメニューに見られる一貫性のないパターンと、装飾的な画像を読み解くことによる認知的負担に焦点を当てた。
ニールセンは、メニューアイコンをすべて削除すべきだと主張したわけではない。むしろ、結果を伝える記号と、すでに明確なラベルの横に置かれているだけの記号とを区別した。ウインドウを配置するためのFinderメニューでは、形状によって左上への配置や4分割といったレイアウトが即座に分かるため、視覚的な表現が有用だと考えた。こうした配置を文章で読んだ場合、利用者はその結果を頭の中で想像しなければならない。
彼の批判の中心は、そうした利点が明確でないメニューだった。Safariでは、アイコンが付いているコマンドがある一方で、隣接するコマンドには付いていない。例えば「設定」項目には記号があるが、「プライバシーレポート」にはない。ただし、Safariはインターフェース内の別の場所では「プライバシーレポート」にアイコンを使っている。一部のメニューグループは記号を含むためインデントされているが、別のグループはテキストにそろえたままだ。切り替え項目にはアイコンとチェックマークの両方が表示されることもあり、視覚的要素がさらに増えて位置合わせも複雑になる。
ニールセンは、こうした混在によって、システムの規則を推測することが難しくなると主張した。利用者がすでに意味を理解している場合、記号は認識を速められるが、見慣れない図柄では、ラベルを読む前にそれ自体を別途解釈する必要が生じる可能性がある。したがって、彼が提案するデザイン上の姿勢は条件付きだ。まずアイコンなしで始め、その特定の文脈でどのような実用的支援をもたらすかをチームが説明できる場合に限って追加する、というものだ。
この論考は、TahoeのメニューとAppleの以前の指針を対比した。ニールセンは、1992年、2005年、2020年版の同社のヒューマンインターフェース・ガイドラインを引用した。それらは限定された一連の標準メニュー記号について説明し、恣意的な記号は煩雑さや混乱を招きかねないと警告していた。彼は、Tahoeでアイコンの使用が拡大したことを、そうした従来の抑制的姿勢からの逸脱とみなした。この比較は現在のデザインに対する彼の解釈であり、Appleによる説明ではない。
Google スプレッドシートも、アイコンをデフォルトで使用する手法の別の例として挙げられた。その「ファイル」「編集」「表示」およびコンテキストメニューでは、各コマンドの横に記号が置かれており、ニールセンはこのパターンを余分なノイズだと評した。懸念は一つのOSに限られない。あらかじめ確保されたアイコン欄を埋めることが、根拠に基づく選択ではなく日常的な作業になりかねないデザインプロセスそのものが問題なのだ。
この議論は、インターフェース制作に根強く残る緊張関係を示している。一貫性は製品を整然と感じさせ得るものの、装飾が一貫しているからといって、意味まで自動的に一貫するわけではない。ニールセンの例は、より限定的な基準を支持している。つまり、空間的または機能的な情報を伝える場合には視覚言語を使い、記号がテキストと重複するだけなら、テキストだけで成立させるという基準だ。



