出来事の日付:2026年3月23日。 あるテクノロジー利用者が、オンラインサービスとサブスクリプションを欧州連合に拠点を置く事業者へ移行する試みを記録し、使い慣れたツールを置き換える際に伴う妥協点を実践的に説明した。筆者は、この取り組みについて、広告や誰にでも当てはまる推奨ではなく、政治情勢と欧州のデータ保護規則への選好を動機とする中間報告だと説明した。
電子メールは、より複雑な変更の一つであることが分かった。筆者は月額10ユーロとされる料金でFastmailを2アカウント利用しており、複数の独自ドメイン、キャッチオールアドレス、柔軟な送信元アドレス、家族用カレンダー、Androidアプリへの対応を評価していた。Mailbox.orgも試用され、おおむね好意的に評価されたが、回避策なしでは筆者が希望する送信元アドレスの運用方法に対応しなかった。
最終的に選ばれたのは、シェルアクセス、ウェブおよび電子メールのホスティングを利用者が自由に料金を決めるモデルで提供するドイツの事業者、Uberspaceだった。同サービスには専用メールアプリと統合カレンダーがないため、新たな構成ではデスクトップ版およびAndroid版のThunderbirdと、自らインストールしたNextcloudインスタンスを組み合わせている。AndroidではDAVx5とFossil Calendarがカレンダーと連絡先を処理する。筆者は、Nextcloudによって管理上の負担が増えることを認めつつ、ファイル共有やオンラインオフィス機能の可能性も得られると指摘した。
その後、サービスの集約が行われた。個人ウェブサイトをHetznerの仮想プライベートサーバーからUberspaceへ移し、独立したサーバーを廃止した。報告によると、サーバーサイドインクルードをNginx環境からApache向けに適合させるには、小規模なコード変更が必要だった。ドメイン登録はNamecheapからドイツを拠点とするhosting.deへ移管され、料金、評価、所在地、.isドメインへの対応を理由に選ばれた。筆者は、ドイツ以外のドメインにはいくらか余分に費用がかかるものの、許容範囲内だったと述べた。
筆者は、以前のサービスが必ずしも良くない選択肢だったわけではないと強調した。FastmailとNamecheapはうまく機能しており、Namecheapのサポートも役立っていた。この移行は、報告されているようなサービス障害ではなく、優先事項の変化を反映したものだった。
移行は全面的なものではなかった。Gitリポジトリはすでにドイツの非営利団体Codebergへ移していた一方、VPNサービスにはスウェーデンを拠点とするMullvadを引き続き利用した。個人用端末では、GrapheneOSを搭載したPixel 9aによって代替アプリストアを利用できるが、他では入手できないアプリケーションのためにGoogle Playもインストールされたままとなっている。また、Chromebookの代替候補としてMX Linuxをインストールするため、中古の11インチMacBook Airも購入したが、まだテストは行われていなかった。
この記録は、地理的な選好が単純な一対一の置き換えにはつながらないことを示している。複数の相互運用可能なツールを組み合わせ、より多くの管理作業を受け入れ、既存サービスのうちどれがすでに目的に合致しているかを判断することが必要になり得る。その結果生まれたのは特定の個人向け構成であり、同じ事業者やトレードオフがすべての家庭に適することを示す証拠ではない。



