Metaは、選ばれた受信者向けの会話リンクを外部の人が発見できることをセキュリティー研究者が実証したことを受け、AIエージェントMuseの共有機能を停止した。問題の原因は、リンク中の長いランダムな部分を推測されたことではなく、Museが会話のタイトルを個別のサブドメインに配置する仕組みにあった。

セキュリティー企業Clarocの研究者は、約6,800件の共有リンクを列挙し、そのうち数百件を調べたと述べた。報告によると、一部のページには、一般公開を意図して掲載されたとは考えにくい個人情報や業務情報が含まれていた。MetaはArs Technicaに対し、調査結果を確認し、リンクが発見される仕組みの変更を検討する間、この機能を停止したと説明した。

Museでは、検索、会話、画像などの内容について、利用者がウェブアドレスを作成できた。こうしたリンクは一般に、推測できないトークンを利用する。アドレスを持つ人なら誰でもページを開ける一方、それを渡されていない人には、見つける現実的な手段がほとんどないはずだ。Museも長い識別子を使っていたが、同時にcf.metaaiusercontent.com配下のサブドメインに会話名を組み込んでいた。

この構成が、別の発見経路を生み出した。受信者が共有ページを開くと、DNSの基盤には、そのホスト名への問い合わせが観測される。商用のパッシブDNSサービスは、リゾルバーやその他のセンサーから履歴を収集し、過去に問い合わせられたホスト名を検索できるようにしている。内容を表すタイトルが、URLのドメインより後ろにあるパスではなくホスト名に含まれていたため、研究者はこれらの記録を検索してMuseの共有ページを見つけられた。Clarocは、こうして発見可能になったページを「GhostShares」と呼んだ。

Clarocの共同創業者で最高技術責任者のアサフ・アプロズパー氏は、10月8日にMetaのバグ報奨金プログラムを通じて問題を報告したと述べた。Metaは、研究者がさまざまな事例を報告できるようプログラムを公開しているとし、利用者自身が、該当リンクを持つ人なら誰でもアクセスできるページの作成を選んでいたことを強調した。機能を停止するという同社の判断は、リンクにアクセスできることと、リンクを発見できることが、プライバシー上は別々の問題であると認めるものだ。

Museは、フォームの処理、予約、購入、文書作成など、利用者のアカウントを横断して作業を行うよう設計されているため、今回の発見には一層の重みがある。そうした機能には、極めて機微な情報へのアクセスが必要になる場合がある。したがって共有の仕組みでは、作成するのが限定的に配布されるリンクなのか、第三者の基盤を通じて発見され得るページなのかを、明確に伝える必要がある。

共有機能の停止により、Metaが調査を進める間、この特定の露出経路は取り除かれる。しかし、それだけでは、リンクを発見できる状態がどれだけ長く続いていたのか、機微な情報を含むリンクが何件あったのかは明らかにならない。今回の事例はまた、ランダム化したURLだけではリンクのプライバシー対策の一部にすぎないことを、ウェブサービスに改めて示している。URLのパス全体が秘密に保たれていても、ホスト名に含めた情報はDNSシステムに痕跡を残し得る。