出来事の日付:2026年6月22日。 開発者で起業家のミッチェル・ハシモト氏は、プログラミング言語Zigの技術的進歩、保守文化、自身のターミナルプロジェクトGhosttyの実現に果たした役割を理由に、Zig Software Foundationへさらに40万ドルを拠出すると約束した。今回の新たな約束により、2024年の最初の寄付以降、同氏の家族が同財団に約束した支援総額は70万ドルとなる。
資金は2年間にわたり毎年20万ドルずつ支払われ、以前の寄付と同じ仕組みが採用される。ハシモト氏はこの支援を「約束」と表現しているため、この金額は発表日に一括送金が完了したものではなく、その日程に沿って提供すると約束された支援を意味する。情報源には、財団による資金の使途に制限があるかどうかは明記されていない。
ハシモト氏は、難しい言語およびコンパイラー上の問題への着実な取り組みを示す証拠として、Zigの2026年開発ログを挙げた。また、「Contributor Poker」と呼ばれる取り組みを含む、貢献者を育成するコミュニティーの手法や、独自性のあるプロジェクト方針を定めようとする姿勢も称賛した。同氏は、Zigが野心と実用性を、並外れた独立性および品質への配慮と組み合わせていると評価している。
今回の発表では、大規模言語モデルによって生成された貢献をZigが禁止していることをめぐる最近の論争にも触れている。この方針は、BunによるZigコードのフォークと、その後のRustへの書き換えに関連して、再び公に議論されるようになった。ハシモト氏は、Bunの決定に異議はなく、この寄付を同プロジェクトへの攻撃と解釈してほしくないと述べた。
ハシモト氏が自身の仕事でAIを広範に利用し、AIの支援を受けて機能をリリースしたと説明してきたことを考えると、この姿勢は注目に値する。同氏は財団の方針に全面的に賛同してはいないが、意見の相違が支援を妨げる必要はないと主張する。同氏の見方では、オープンソースプロジェクトは一つの方針に収れんするよりも、独自の境界線や文化を確立できることで恩恵を受ける。また、議論においてより共感を持つよう促す一方、AIがオープンソースの保守に及ぼす悪影響への懸念も表明した。
ハシモト氏の支援は、一部には直接的な経験に基づいている。同氏は、Zigによって自分が望むソフトウェアを構築できたことが、Ghosttyが存在する大きな理由だと述べた。この発言は寄付者の動機を説明するものだが、他の選択肢と比較した同言語の独立した評価ではない。
この規模の支援約束は、特に予測可能な年次分割払いで支払われる場合、非営利のプログラミング言語プロジェクトにとって、計画策定上の有意義な安定性をもたらし得る。今回の発表では、財団の予算、他の寄付者、支出計画が開示されていないため、提供された証拠から財務面での相対的な影響を算出することはできない。その幅広いメッセージは、財務面だけでなく文化的なものでもある。ハシモト氏は、技術的自律性と、貢献に関する基準を保守担当者が選ぶ権利を重視するため、自身の実践とは異なるAI規則を持つプロジェクトを支援している。



