出来事の発生日:2026年5月14日。 あるセキュリティーブロガーが、2024年型トヨタRAV4ハイブリッドからデータ通信モジュール(DCM)を物理的に取り外し、GPSアンテナを切断した詳細な記録を公開した。このプロジェクトは、車両からテレメトリーデータが送信されるのを防ぐことを目的としていたが、筆者は、この手順によってコネクテッド機能が無効になり、安全性、保証、使い勝手の面で代償を伴うと強調した。
この改造では、ソフトウェア設定に頼るのではなく、車両の携帯通信機器を対象とした。記録によると、DCMを取り外すと、無線経由のアップデート、トヨタのクラウドサービス、車載のSOS機能および衝突時自動通報機能が停止する。筆者は緊急通報機能が失われることについて、偶発的な副作用ではなく、所有者が検討する必要のある安全上の代償だと説明した。
この車両では、DCMが車内マイクの接続も担っていた。モジュールを取り外した後もCarPlay経由の通話を維持するため、このプロジェクトでは別のバイパスハーネスを使用した。作業では、内装パネル、シフトレバー周辺部品、操作部、ラジオを取り外したうえで、狭い場所からDCMを慎重に取り出す必要があった。筆者は作業の難易度を中程度とし、数時間かかったと述べた。
GPSは別に対処された。モデムを取り外した後、筆者のスマートフォンはCarPlayを通じて誤った車両位置情報を受信することがあった。回避策としてヘッドユニットからGPSアンテナを切断し、スマートフォンが自身の位置データを使用できるようにした。この記録は、配線の識別方法や部品配置が異なる場合があると警告し、トヨタの技術情報を参照できれば推測に頼る部分を減らせるとも指摘している。
再組み立て後、筆者は未接続を示す表示、消灯したSOSランプ、CarPlay通話中にマイクが機能することを確認した。報告は、データが車内に保存されている可能性を認めつつ、車両が自身のモデム経由でテレメトリーデータを送信できなくなったと結論付けている。また、所有者フォーラムでの議論を根拠に、Bluetooth接続されたスマートフォンがインターネット接続経路を提供する可能性があるという、未確認の懸念も示している。そのため筆者は有線USBを選んだ。この点は本人によって確認されていない。
これは一人の所有者による改造であり、メーカーの指針でも、管理された条件下でのセキュリティーテストでもない。安全に関わる消費者向け機器を分解するもので、変更したシステムに関連する保証範囲に影響する可能性がある。この事例の重要性は、コネクテッドサービスが標準で組み込まれている場合、プライバシーを重視する所有者が物理的な部品をどの程度まで変更しなければならない可能性があるかを示している点にある。この記録はまた、プライバシー上の利点と引き換えに、ほかの運転者が不可欠だと考える可能性のあるサービスが失われることも明示している。この手順は、記載された年式と仕様に固有のものでもある。所有者は、コネクター、モジュールの配置、取り外し後の挙動がほかのトヨタ車でも同じだと想定することはできず、報告された観察結果は、工場出荷時の各システムがどのようなデータを送信するかを確定するものではない。



