発表日:2025年11月21日。

Wealthfolioは、オープンソースの投資・個人財務アプリケーションの拡張版を発表した。ユーザーアカウントを必要とせず、ローカルへのインストールとセルフホスティングに対応する。この製品は、ポートフォリオ追跡、予算管理、長期計画を一つのインターフェースに統合しつつ、財務履歴を利用者自身の管理下に置くよう設計されている。

このアプリケーションは、複数の口座にまたがる保有資産、運用成績、配分、投資収益を記録できる。利用者は証券会社や銀行の明細書をCSV形式でインポートし、資産と負債を追加して、純資産をより広い視点から把握できる。キャッシュフロー用ツールには取引の分類と予算が含まれ、ポートフォリオ分析では業種、地域、資産配分を扱う。

ベンチマーク機能では、口座の成績をS&P 500または選択した上場投資信託(ETF)と比較できる。同ソフトウェアは配当と利息も追跡し、投資手数料を分析するほか、目標比率と現在の乖離を表示してリバランスを支援する。製品ページによると、IRA、401(k)、TFSA口座では拠出可能枠の追跡にも対応している。

計画機能は現在の残高にとどまらない。Wealthfolioは、モンテカルロ・リスク・ラボを用いた年次シミュレーション、経済的自立と早期退職に重点を置くモード、貯蓄の節目、進捗が軌道に乗っているかを示す指標を掲げている。対応するAI連携を通じてポートフォリオに関する質問への回答も提供するが、提示された資料では、基盤となるモデルや、その結果をどのように評価するかは明記されていない。

プライバシーは、この製品の位置付けの中核を成す。スタンドアロン版は口座、取引、履歴を端末上に保存し、サブスクリプションなしで動作する。コードは検査や拡張が可能で、利用者が選んだインフラ上で実行できる。セルフホスト版にはウェブブラウザーからアクセスでき、サーバーを自ら管理したい人に別の選択肢を提供する。

Connectという任意の有料サービスを利用すると、証券口座との自動連携、端末間の暗号化同期、世帯内共有が追加される。Wealthfolioによると、Connectはスタンドアロンまたはセルフホストの構成を置き換えるのではなく、いずれかの構成にそれらの機能を付加する。中核アプリケーションは支払いなしでも引き続き利用でき、自動接続を望まない人は手動でのインポートと保守を利用できる。

製品ページは公開コードを通じたコミュニティー開発も促しており、新たな連携機能、ワークフロー、市場データ提供元などが含まれる。同社が掲げる方針は、ソフトウェアへのアクセスと利便性を高めるサービスを分離するものだ。利用者はローカルに保存した記録から始め、手作業での維持が現実的でなくなった場合にのみ同期機能を追加できる。提示された証拠資料は、Wealthfolio自身が主張する機能とプライバシーモデルを説明したものであり、独立したセキュリティー監査や性能比較は示していない。

利用者は、既定の提供元が対象としていない資産や市場について、価格情報を自ら提供することもできる。同サイトによると、AIシステムやソフトウェアエージェントとの一部の連携機能は、利用者が管理する記録の近くに置かれた財務コンテキストを用いて動作できる。こうした拡張ポイントは、任意の同期サービスを必要とせず、内蔵されたポートフォリオ、キャッシュフロー、計画の各機能を補完する。