出来事の日付:2026年8月2日。 ウィキメディア財団がWiki Workers United U.S.を自主的に承認することを拒否したのを受け、同財団での労働組合承認をめぐる対立は、米国の労働委員会による正式な選挙へと進んだ。財団は、全米労働関係委員会(NLRB)が実施する秘密投票の手続きによって個人の選択が守られると述べた一方、組織化を進める側は、選挙を義務付けることで遅延と反組合キャンペーンの機会が生じると主張した。
Wiki Workers United U.S.は7月20日に自主承認を要請し、ウィキマニア会議の期間中である7月24日までの回答を求めた。Wikipedia Signpostの報道によると、財団はその期限までに回答せず、7月27日に拒否を公表した。米国での要請は、同労組の英国支部が6月に行った同様の働きかけに続くものだった。
財団は公式声明で、NLRB選挙は、その結果が投票資格を持つ従業員の総意を反映するため、適切な方法だと述べた。Wikipedia共同創設者のジミー・ウェールズも別途、Wikimedia-lメーリングリスト上で非公開投票を擁護した。彼は、カードへの署名手続き中に圧力を感じた職員がいたと聞いたと述べ、労働者は非公開で決定できるべきだと主張した。ウェールズはまた、職員が労働組合結成を支持すると予想しており、手続きが速やかに完了することを望むと述べた。
組織化側はその説明を否定した。Wiki Workers Unitedは7月28日、NLRB選挙を申請すると述べたものの、カード確認による承認はテクノロジー企業や非営利団体の労働者にも利用されていると主張し続けた。同労組は、財団が労組回避のための言い回しを使っていると非難し、選挙という方法では投票が停滞しかねないと述べた。これらは労組側の主張であり、提供された報道は、従業員がいずれかの側から強制を受けたことを立証していない。
法的代理人も新たな批判の焦点となった。コミュニティーのメンバーは当初、財団とジョーンズ・デイとの長年にわたる関係を指摘したが、Signpostは、同法律事務所が主にウィキメディアのブランドおよび商標関連の業務を担当してきたと記した。報道によると、この労働問題で財団を代理していたのは、労組紛争で経営側を代理することで知られる法律事務所リトラー・メンデルソンだった。
この対立は、ボランティアの寄稿者の間にも動きを引き起こした。Signpostが記事を準備していた時点で、ウィキメディア財団の理事会に労組の承認を求めるコミュニティー請願には150人を超える署名が集まっていた。同媒体によると、それ以前にメタウィキと英語版Wikipediaで行われた労組支持の請願にも、それぞれ1,200人を超える署名が集まっていた。
当事者間の解釈は依然として真っ向から対立しているものの、直近の手続き上の道筋はより明確になった。自主承認であれば、署名済みカードを過半数の支持の証拠として受け入れることになっていたが、財団は代わりに政府の監督下での投票を選んだ。NLRBの手続きによって、投票資格を持つ米国の従業員がWiki Workers Unitedを正式に代表者として選ぶかどうかが決まる。



