出来事の日付:2026年10月1日
ジェラルド・ジョバニョーリ氏とウィリアム・カザーリ氏がサンマリノの執政として宣誓し、2027年4月1日までの6カ月間、この小国の国家元首職を共同で担うことになった。両氏がこの最高職に就くのは初めてだ。
就任式は、サンマリノで定められた儀礼の順序に沿って進められた。式典はリベルタ広場で国歌に合わせて国旗を掲揚するところから始まった。その後、軍の行列がヴァッローニ宮殿に向かい、そこで新執政の2人は共和国に駐在する外交団と領事団の代表を迎えた。
教皇大使エドガル・ペーニャ・パラ氏は、平和、対話、人間の尊厳、連帯を重視するあいさつを行った。ジョバニョーリ氏とカザーリ氏は就任演説で、今後の半年間の優先事項として、サンマリノと欧州の関係、多国間協力、国家機関としての責任、革新、若い世代の役割などを示した。両氏は、独自のアイデンティティーを失うことなく、国として変化に対応していかなければならないとの考えを述べた。
行列は歴史地区を通ってプッブリコ宮殿へ進み、新たな指導者2人は、退任する執政のアリーチェ・ミーナ氏とヴラディミロ・セルヴァ氏と面会した。続いて新旧両組はバジリカ・デル・サントへ移動し、サンマリノ・モンテフェルトロ教区のドメニコ・ベネヴェンティ司教が司式する荘厳ミサに出席した。
プッブリコ宮殿に戻ると、アンドラのイマ・トール・ファウス外相が公式演説を行った。サンマリノのルカ・ベッカーリ外務長官の紹介を受けた同外相は、欧州の2つの小国に共通する点、国際法と多国間主義への支持、欧州連合との連合協定を目指す共通の道のりについて語った。同外相の出席は、サンマリノとアンドラの長年にわたる外交関係も浮き彫りにした。
憲法に基づく職務の引き継ぎは、アンドレア・ベルッツィ内務長官によるラテン語の宣誓文の読み上げで大詰めを迎えた。サンマリノ勲章のグランドマスターの頸飾りの受け渡しが、権限の正式な移譲を象徴した。国歌で式典が締めくくられ、新執政の任期が始まった。
サンマリノの制度は、意図的に国家元首の役割を2人の在職者に分け、6カ月ごとに交代させる。頻繁な交代と2人による指導体制は、共和国の制度構造を成す中心的な特徴だ。サンマリノやほかの小国が欧州連合との正式な関係を定めようとしている時期に当たる今回の任期では、就任時の方針で欧州との関わりに特に重点が置かれた。
ジョバニョーリ氏とカザーリ氏は来春まで、執政としての代表的な役割と憲法上の責任を担う。両氏が示した課題は、当面の公的職務と、統合、革新、外交や多国間の場を通じて小国がどのように影響力を発揮するかという、より長期的な問いを結び付けるものとなっている。



