コソボの議会各党は、大統領選出について合意を発表しないまま、裁判所が定めた期限まで残り2日を迎えた。すでに国政選挙が繰り返される事態を招いている、国家機関をめぐる対立が続いている。憲法裁判所は、選出を完了するための60日間は議会が発足した8月8日に始まり、10月6日に満了するとしている。
各党の指導者は週末も交渉を続けた。自己決定運動(Vetëvendosje)のアルビン・クルティ党首は土曜日、コソボ民主党のベドリ・ハムザ党首、コソボ民主連盟のルミル・アブディジク党首とそれぞれ会談した。報道時点では、会談による妥協案が公に確認されるには至っていなかった。
大統領選出の問題は、議会に対する別の要求とも絡み合っている。コソボ民主党は、コソボ特別法廷に関する改正案について、10月6日までに議会で2回の読会をともに通過させるよう求めている。政府が法案を提出したのは金曜日で、議員らは二つの重要な問題を短い日程で扱うことになった。
裁判所の期限設定に先立ち、政治的不安定が長期化している。コソボは2年間で3回の議会選挙を実施した。2025年2月9日の選挙では政権の樹立に至らなかった。同年12月28日の2回目の投票後は、大統領選出をめぐって行き詰まり、4月の議会解散につながった。有権者は2026年6月7日、3回目の議会選挙に臨んだ。
憲法裁判所が示した日程では、10月6日までに大統領を選べなければ、早ければ11月15日に再び選挙が行われる可能性がある。この見通しにより、各党間の交渉の重要性は一段と高まっている。再度の解散は、相次ぐ投票と連立協議でも解決できなかった対立について、有権者に再び判断を求めることになる。
コソボの大統領は、国民の直接投票ではなく議会で選出される。このため結果を左右するのは、投票における各勢力の相対的な強さだけでなく、議会への出席、必要な得票数、各党間の合意である。最近の会談は、指導者らが期限前にそうした合意をまとめられるか、なお探っていたことを示している。
合意が報じられていないため、現時点で確認できる事実は、法的な期限が迫っていることと協議が続いていることに限られる。大統領権限を行使する人物が自動的に交代するとの主張は、提供された証拠で十分に裏づけられておらず、ここには含めていない。次の決定的な出来事は、議会が憲法裁判所の定めた期間内に選出を完了するのか、それとも国がまたも議会選挙の準備に入るのかという点になる。



