『教皇選挙』と『ブルータリスト』が混戦のロンドンBAFTAをリード
2025年2月16日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催された第78回英国アカデミー賞では、幅広い作品が受賞し、『教皇選挙』が最多受賞作となる一方、『ブルータリスト』も主要賞を相次いで獲得した。
提供されたロサンゼルス・タイムズの報道によると、『教皇選挙』は作品賞と英国作品賞を含む4部門で受賞し、『ブルータリスト』も合計の受賞数で並んだ。この夜は、一つの作品が独走したというより、幅広い作品がそれぞれ評価を得て帰路についた点が注目された。
その幅広さにより、授賞式は早々の決着というより、競争の激しい賞レースの一場面のように感じられた。情報源によると、候補となっていた主要作品のほぼすべてが何らかの栄誉を受け、『ANORA アノーラ』『エミリア・ペレス』『サブスタンス』『ウィキッド ふたりの魔女』『リアル・ペイン〜心の旅〜』も最終的な受賞結果に名を連ねた。言い換えれば、BAFTAはアカデミー賞を巡る議論を絞り込むどころか、決着を先送りした。
授賞式は3年連続でロイヤル・フェスティバル・ホールを会場として開催され、おなじみの会場と洗練された進行がイベントを彩った。報道によると、続投した司会者デイヴィッド・テナントが会場を和やかに保ち、番組は長い受賞リストを効率よく進行した。小さな失敗、政治色の薄さ、そして一部メンバーが再結集したテイク・ザットのパフォーマンスが、この夜に洗練と郷愁を織り交ぜた。
しかし最も重要なポイントは、賞が十分に分散したことで、今季の行方がなお定まらないままになったことだ。『教皇選挙』が最上位の2賞を獲得したことで同作の強さは確認されたが、記事はほかの候補作にもなお可能性が残っていることを明確にしている。受賞が幅広い作品に分散することには意味があり、アカデミーの投票者や前哨戦がまだ一つの最有力候補に収束していないことを示すからだ。
情報源の抜粋はまた、『ANORA アノーラ』のマイキー・マディソンがこの夜の注目すべき演技部門受賞者の一人だったと記している。このことも、一つの作品の戴冠式ではなく、賞を争う作品群が真にそろって受賞する夜になりつつあるとの印象を強めた。提供された証拠には受賞者の完全な一覧が含まれていないため、本稿では確認されたハイライト、すなわち『教皇選挙』『ブルータリスト』と、スポットライトを分け合ったほかの主要候補作に絞っている。
BAFTAにとって、この夜はアカデミー賞レースを過度に決定づけることなく、賞レース日程の主要な一地点としての役割を改めて示すものとなった。授賞式は幅広い作品を評価し、議論の流動性を保ち、とりわけ『教皇選挙』の好調ぶりを示した。また、候補がひしめく状況からは、今季を占ううえで最も有用なシグナルの一つ、すなわち合意された勝者はまだいないという事実も浮かび上がった。
授賞式で栄誉が各作品に分散したため、残りの賞レースに向けた緊張感も保たれた。格式あるドラマとジャンル色の強い候補作の双方にトロフィーを授与する夜が、アカデミー賞の明確な予測をもたらすことはめったになく、今回も同様だった。BAFTAは『教皇選挙』の強さを確認したが、ほかの主要候補作への扉を閉ざすことはなかった。だからこそ、この夜にはトロフィーそのものを超える意味があった。



