発生日:2026年1月22日。 ライアン・クーグラー監督のSinnersが第98回アカデミー賞で16部門にノミネートされ、1作品として史上最多を記録するとともに、主要なアカデミー賞部門ではめったに優勢にならないジャンルにとって注目すべき躍進となった。
これまでの記録は14部門で、La La Land、All About Eve、Titanicの3作品が共有していた。Sinnersは作品賞、監督賞、脚本賞などへのノミネートで、その記録を上回った。デルロイ・リンド、ウンミ・モサク、主演のマイケル・B・ジョーダンが演技部門で評価されたほか、技術部門や音楽部門でも候補となった。ジョーダンは、ジム・クロウ法時代の米南部で超自然的な脅威に立ち向かう双子の兄弟を演じる。
この結果、クーグラー監督作は13部門にノミネートされたOne Battle After Anotherに、数字の上で明確な差をつけた。ポール・トーマス・アンダーソン監督の政治コメディースリラーは、作品賞、監督賞、脚色賞の候補となり、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、テヤナ・テイラー、レオナルド・ディカプリオの4人も演技部門で評価された。Frankenstein、Marty Supreme、Sentimental Valueがそれぞれ9部門で続いた。
作品賞には10作品が名を連ねた。候補にはSinnersとともに、Train Dreams、Sentimental Value、The Secret Agent、One Battle After Anotherが入り、さらにMarty Supreme、Hamnet、Frankenstein、F1、Bugoniaが加わった。監督賞の候補はクーグラー、アンダーソン、クロエ・ジャオ、ジョシュ・サフディ、ヨアキム・トリアーだった。
今回の発表では、25年ぶりに新設されたアカデミー賞の競争部門となるキャスティング賞も導入された。Sinnersを含む5作品が、映画のキャストを編成する仕事を評価する同賞にノミネートされた。この新設により、演技を形作りながら、これまで専用のアカデミー賞部門がなかった制作要素が正式な評価対象として広がった。
海外作品も候補全体で目立つ存在感を示した。ブラジルのThe Secret AgentとノルウェーのSentimental Valueはいずれも作品賞にノミネートされ、出演者のワグネル・モウラとレナーテ・レインスヴェも演技部門の候補となった。国際長編映画賞の最終候補には、ブラジル、フランス、ノルウェー、スペイン、チュニジアの作品が選ばれた。
ノミネーションは、アカデミーのサミュエル・ゴールドウィン・シアターでダニエル・ブルックスとルイス・プルマンが発表した。受賞者は3月15日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで発表される予定で、司会はコナン・オブライエンが務める。史上最多の候補数は受賞を保証するものではないが、Sinnersを賞レースの中心に据え、アカデミー賞にノミネートされた単一作品の歴史的な上限を押し広げた。
演技賞の争いも、候補の幅広さを示した。主演男優賞にはワグネル・モウラ、ジョーダン、イーサン・ホークが入り、レオナルド・ディカプリオとティモシー・シャラメが候補を構成した。主演女優賞には、エマ・ストーンとレナーテ・レインスヴェに加え、ケイト・ハドソン、ローズ・バーン、ジェシー・バックリーが選ばれた。アニメーションのヒット作KPop Demon Huntersは長編アニメ映画賞と歌曲賞の双方に入り、劇場公開の資格要件を満たせば、広くストリーミング配信された作品も候補になり得ることを示した。



