ロックの殿堂は2026年のパフォーマー部門の発表で、近年でも特に幅広い顔ぶれをそろえた。殿堂入りに選ばれたのは、フィル・コリンズ、アイアン・メイデン、ビリー・アイドル、オアシス、シャーデー、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー、ウータン・クラン、故ルーサー・ヴァンドロスらだ。

ガーディアンによると、このリストは過去の出来事の日付である2026年4月14日、番組『アメリカン・アイドル』の放送中に発表された。殿堂はクイーン・ラティファもパフォーマー部門の殿堂入りに選び、式典は11月14日にロサンゼルスのピーコック・シアターで開催される。

今回の顔ぶれには、アーティストの最初の商業録音が少なくとも25年前に発売されていることを条件とする、殿堂の資格規定が反映されている。報道によると、1,200人を超えるアーティスト、歴史家、音楽業界関係者が投票に参加した。

リストに名を連ねたうちの何人かは、すでに殿堂入りの実績を持つ。コリンズはジェネシスのメンバーとしてすでに殿堂入りしているが、今回は『イン・ジ・エア・トゥナイト』や『ワン・モア・ナイト』などのヒット曲に支えられたソロとしての殿堂入りが加わる。アイアン・メイデンは過去にノミネートされたことがあり、ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルを定義する一助となった作品群を携えて今回、殿堂入りする。アイドルのソロ活動は、『ホワイト・ウェディング』や『レベル・イェル』などの楽曲で、パンクの姿勢を主流のポップへ持ち込んだ。

オアシスと、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーを一つにまとめた枠が含まれたことで、今回の顔ぶれにはマンチェスター色が濃く出ている。ガーディアンは両者をそれぞれ、ポストパンクの先駆者、ブリットポップの旗手と表現した。シャーデーの選出は、『スムース・オペレーター』や『ザ・スウィーテスト・タブー』のような抑制の効いた息の長い楽曲によって築かれた、数十年にわたる功績をさらに伸ばすものだ。

ウータン・クランの選出は、この顔ぶれにヒップホップの柱を加える。同グループが1993年に発表したデビュー作『燃えよウータン』は、ラップ史における画期的作品として広く位置付けられており、殿堂の投票によって、この集団は同年のロック、ポップ、ソウルのアーティストと並ぶ地位を得た。

ヴァンドロスの死後の殿堂入りは、ソウル音楽界で最も称賛された歌声の一つを評価するものだ。ガーディアンは、彼が2,500万枚を超えるアルバムを売り上げ、『ヒア・アンド・ナウ』や『エニー・ラヴ』などの楽曲を残したと指摘した。彼の選出はまた、今回の顔ぶれを、より広範な文化的な後世への影響と結び付ける。彼はケンドリック・ラマーとSZAの楽曲『ルーサー』に着想を与えた。

殿堂の年次選考はパフォーマー部門だけにとどまらない。今年のアーリー・インフルエンス部門では、クイーン・ラティファ、セリア・クルース、フェラ・クティ、MCライト、グラム・パーソンズを顕彰する。ミュージカル・エクセレンス賞の受賞者には、ソングライターのリンダ・クリードと、プロデューサーのアリフ・マーディン、ジミー・ミラー、リック・ルービンが含まれる。エド・サリヴァンは、アーメット・アーティガン・アワードの非演奏者部門で殿堂入りする。

総合すると、2026年の顔ぶれには、ジャンルを代表する存在、時代を超えた影響力、単発のチャートでの成功をはるかに超える影響を与えた人物への評価を両立させようとする、殿堂の継続的な取り組みが反映されている。11月にロサンゼルスで行われる殿堂入り式典は、このリストを公の祝典へと変えるが、選出結果そのものがすでに、英国のパンクやヘヴィメタルからソウル、ポストパンク、ニューヨークのラップに至る、20世紀後半のポピュラー音楽史を描き出している。