出来事の日付:2026年4月23日
レバノン南部のキリスト教徒の村デベルの住民は、国連平和維持活動に従事するイタリア軍部隊の支援を受け、イスラエル兵によって破壊された像に似た十字架像を復元した。
教区司祭ファディ・フェレフリ神父がOSVニュースに語ったところによると、交換用の像は、バチカンの駐レバノン使節パオロ・ボルジア大司教が出席した4月22日の設置式に先立って村へ運び込まれた。同メディアが説明した映像には、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のイタリア人要員が覆いを掛けた像を運び、除幕した後、聖ジョージ教会内に展示する様子が映っていた。その後、住民が屋外に設置した。
式典は、倒れた元の像をイスラエル兵が斧の峰でたたく画像が非難を呼んだ後に行われた。OSVニュースによると、画像が拡散した後、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相や他の当局者が謝罪した。
イスラエル国防軍は、内部調査の結果、その行為が命令の範囲を逸脱していたことが判明したと発表した。エルサレム・ポストによると、宗教的象徴を損壊した兵士と、その行為を撮影した別の兵士は戦闘任務から外され、軍刑務所での禁錮30日を言い渡された。その場にいたほかの兵士6人は、指揮系統上の措置の可能性について追加の面談を受けるため呼び出された。
交換用の十字架像は2体あった。イタリアのUNIFIL部隊が支援したレプリカは、壊された像と同じ形で、村民によって屋外に設置された。これとは別に、イスラエル軍もデベルに別の十字架像を贈り、フェレフリ神父によれば、そちらは教会内に置かれたままだという。エルサレム・ポストは、住民が軍からの贈り物よりもレプリカを好んだと報じた。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、新しい十字架像を寄贈したイタリア部隊に謝意を表した。復元によってデベルになじみ深い宗教的ランドマークが戻り、懲戒処分によって、破壊行為がイスラエル軍の許可した行為の範囲外だったことが明確になった。



