出来事の日付:2026年7月15日
ブンディブギョ株によるエボラ出血熱の流行が5州に拡大し、コンゴ民主共和国では死者754人を含む2000件以上の感染例が記録された。世界保健機関(WHO)は、実際の規模が公式集計の2~4倍に達する可能性があると警告した。
コンゴの保健当局がこの数字を公表する中、医療団体は流行が急速に加速していると説明した。国境なき医師団は、確認症例が5週間足らずで3倍に増え、死者数は5倍以上になったと述べた。同支援団体は、流行が新たな地域に広がっているとして、医療対応を早急に拡大するよう求めた。
流行は、武装集団による攻撃が頻発する鉱物資源の豊富な北東部イトゥリ州で症例が確認されたことを受け、5月15日に宣言された。紛争と他州への人の移動により、監視、治療、接触者追跡は複雑化した。今回の記録済み症例数は、以前の緊急事態が2年近く続いたにもかかわらず、コンゴ民主共和国で2018~2020年に発生したエボラ流行時の報告症例数の半分をすでに超えていた。
WHOの緊急事態対応責任者チクウェ・イヘクウェアズ氏は、新規症例の80%が既知の接触者に含まれず、特定されていない感染連鎖から生じていると述べた。同氏はまた、新たに集計された患者の多くが医療施設に到着する前に死亡していたことに懸念を示した。これらの指標は、従来の接触者リストでは流行の拡大の多くを把握できていないことを示唆した。
ブンディブギョ株に特化したワクチンや治療法は承認されていなかった。しかし7月14日、研究者らは今回の流行で初となる抗ウイルス薬の臨床試験を開始した。EBO-PEP試験では、ブンディブギョ株の感染確認者と接触した人に対する曝露後介入として、オベルデシビルを評価していた。
ギリアド・サイエンシズが開発したこの実験薬は、前臨床モデルでフィロウイルスに対する活性を示していた。フィロウイルスには、エボラのような出血熱を引き起こすウイルスが含まれる。被験者登録の開始は研究上の対応であり、オベルデシビルの有効性がすでに実証された、または承認されたことを示すものではなかった。
公式の数字は、疾病負荷と監視体制の限界の両方を示していた。2000件を超える集計によって記録上の節目に達した一方、WHOの推計と、既知の接触者の感染連鎖に含まれない症例の割合が高いことは、多くの感染がまだ把握されていない可能性を示していた。
保健機関は、治療へのアクセス拡大、これまで把握されていなかった感染経路の追跡、新たに影響を受けた地域での活動支援を優先した。この試験により、曝露後に使える可能性のある手段が対応策に加わったが、その有効性はまだ判断されていなかった。感染が5州に広がり、多くの人が施設外で死亡していることから、保健機関は流行が封じ込めに近づいているのではなく、なお激化しているとみなした。
曝露後試験は、集団全体を対象とする予防キャンペーンとして実施するのではなく、感染確認者との接触後に参加者を登録する。この設計は、既知の接触者をめぐる緊急の必要性を反映している。しかし、接触者リストに含まれない患者の割合が高いことは、研究者が対象を絞った介入を試す中でも、曝露した人を見つけることが依然として困難である理由も示していた。



